2010年10月18日月曜日
RongRong & Inri
瀬戸内国際芸術祭のおもひ出を書く間もなく忙しい日々が過ぎて行くなかで、とてもすばらしい出会いがあったので、想いさめぬ前に。。
昨日思いがけず、待ち合わせの時間までの空白を埋めるのに思いつきで行ったNADiffで見た写真展。限られた時間だったので、こんなに集中して写真展を見る事はないだろうというほど集中したが惹き付けられたというのも間違いない。予期せずココロに焼き付く写真展に出会えて、歓喜した☆
こんなに写真に惹かれたのは始めてかもしれない。
今回のは、中国人男性と日本人女性のアーティストユニット「榮榮&映里 RongRong & inri」の作品。
彼ら自身が被写体となり、時間の経過を自分たちや生活環境などの現実的な世界から、時にはとても幻想的な自然の中での二人がモノトーンの世界でとても美しい。たまに出てくる色合いも淡く、日本の伝統色と中国のそれの中間色のような、それらが程よい差し色となり写真に彩りを与える。
二人の家族が増えていく日常など DOWN TO EARTHなものにも心を動かされ、美意識に心地よい刺激を与えられる。
表情から訴えるメッセージ性の強いものもまるで、本当に二人の声の大きさのように実寸大の表現が伝わる。
どちらも彼ら自身であるが被写体と撮る側の距離、客観性、二人の価値観が絶妙に調合され調和がとられている。どちらかの目線が強過ぎたりする事無く。
それはこの写真の二人の髪を編んで1本になったような一体感がうまく表現していると思う。
そして、この自分に対してと相手に対しての距離感が同じくらいのバランスを保てる関係は理想☆
もう一度見に行かずにはいられない。
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