2010年10月30日土曜日

忘れがたき旅_2

9月18日 晴天(直島→高松/1泊)

ほぼ貫徹状態で始った旅、1日目は、朝から夜のナイトツアーまで参加してフル活動。それでも、見終わらず、直島メインの日。

まずは、家プロジェクトをまわる。
護王神社の改築にあわせ杉本博司氏が設計>
神社の地下は地上からの階段が。
そしてそこから入り口を見たとき、、
10m位だろうかこの細い通路。閉所恐怖症と太めの方には難しい;;と思われます。

 家プロジェクトそのものより、そこへ辿り着くまで練り歩いた路地などが好きだったり。
古民家で飲んだイエメンコーヒーがおいしい。都内でスタンドで売るための試験的販売だって。また東京で飲めるのが楽しみだ。

昨日の地中美術館が忘れられず、ここはやはり、コンテンポラリーなものも押さえておこうとリー ウファン 美術館へ。(館内写真撮影禁止のため写真はお外だけ)
アーティスト・李禹煥と建築家・安藤忠雄のコラボレーション。
絵が額縁によって見え方が違う事の想像は容易。
だけど彼らのコラボは、それをもっともっと、偉大。リーさんのオブジェクトそのものも、見応えあるものなのに、それの配置と壮大な建物の造形、光の入り方、緻密な計算は感性の想像の後でないと難しいだろう。見せ方がシンプルなのに、唸らされる。
古民家から現代芸術・建築までなかなかここまで、新旧両者楽しめるところはないでしょう☆

高松までのフェリーまで時間があったので、皿をつくる。
旅の密度が濃いのと帰って来てからばたばたしてたため、どんな皿を作ったか忘れた。
のちに郵送してもらえるので、また旅を思い出す機会になるし、楽しみだ。

高松では重い足を引きずりホテルへ。少し部屋で休憩し、食事しに。
帰って、お風呂は入り、次の日のフェリー乗り継ぎチェック、まわるポイント確認してるとすぐ夜半。。

みっちり〜な旅。

2010年10月18日月曜日

RongRong & Inri




瀬戸内国際芸術祭のおもひ出を書く間もなく忙しい日々が過ぎて行くなかで、とてもすばらしい出会いがあったので、想いさめぬ前に。。

昨日思いがけず、待ち合わせの時間までの空白を埋めるのに思いつきで行ったNADiffで見た写真展。限られた時間だったので、こんなに集中して写真展を見る事はないだろうというほど集中したが惹き付けられたというのも間違いない。予期せずココロに焼き付く写真展に出会えて、歓喜した☆

こんなに写真に惹かれたのは始めてかもしれない。

今回のは、中国人男性と日本人女性のアーティストユニット「榮榮&映里 RongRong & inri」の作品。

彼ら自身が被写体となり、時間の経過を自分たちや生活環境などの現実的な世界から、時にはとても幻想的な自然の中での二人がモノトーンの世界でとても美しい。たまに出てくる色合いも淡く、日本の伝統色と中国のそれの中間色のような、それらが程よい差し色となり写真に彩りを与える。

二人の家族が増えていく日常など DOWN TO EARTHなものにも心を動かされ、美意識に心地よい刺激を与えられる。

表情から訴えるメッセージ性の強いものもまるで、本当に二人の声の大きさのように実寸大の表現が伝わる。

どちらも彼ら自身であるが被写体と撮る側の距離、客観性、二人の価値観が絶妙に調合され調和がとられている。どちらかの目線が強過ぎたりする事無く。

それはこの写真の二人の髪を編んで1本になったような一体感がうまく表現していると思う。

そして、この自分に対してと相手に対しての距離感が同じくらいのバランスを保てる関係は理想☆

もう一度見に行かずにはいられない。

2010年10月2日土曜日

忘れがたき旅_1






9/17_直島泊

朝5時起きし8時のフライトで高松へ。
瀬戸内国際芸術祭へ4泊5日の旅。
毎朝6時起きで離島巡りなのでフェリーの時間を前日詳細打ち合わせし、毎日アートや自然を満喫程よい刺激とリラックス、たまに時計見て現実世界の時間とを行ったりきたり。
良く歩いたし、濃厚な旅でした。

直島は7年前ぶり。
静かな路地は変わってない。

が,100メートル内には異空間。


このド派手な建物は、銭湯。
混んでいて入らずじまいなので、内装は見ておらず、どなたか教えてください。
港近くの散策を終え、民宿へ。またその界隈を散策。



地中美術館へ。
建物と立地と全てが上手い具合に調和し融合された、特別な空間。
結局この旅で一番良かったのはここでした☆

こちらのカフェは最高。海に面した席で、ぼーっとしてるだけで至福感が。
海に面している外にはテラス席もある。






 不思議な雲と夕日をしばし満喫。

地中美術館を後にし、お好み焼き屋さんへ。
18時以降やっているのはここくらいだそう。

バスも早々になくなるので、普段なら10分なんて歩けるところだが
二人とも貫徹明けで一日中島を探索したので
島で唯一のタクシーに乗り民宿へ戻る。

そしてボランティアでナイトツアーをやっているおっちゃんと
他の民宿の宿泊客と相乗りで、夜にしか見られない直島の顔を覗きに行くのでした。

草間弥生のかぼちゃのライトアップで作った☆